ドイツに2ヶ月ほど滞在してみて、数日旅行するよりは色濃く体験できたことがありました。
ドイツは移民の人がとても多くて、あらゆる人種の人が住んでいます。
本当にごちゃまぜになっているけれど、街を歩いているとよく、「ニーハオ!」と言われます。
どういう意味で声をかけているのか分からないけれど、
最初はニッコリ微笑んで「Hi」なんて言ってみたりしていました。
決して「こんにちは!」と言われる事はなく、必ず「ニーハオ」。
他のアジアの国の言葉でも無いことから、間接的に中国の国土の大きさと、人口の多さと、世界的な認知度や、そのパワーをうすらうすら感じたりしていました。
そして、日本にいると分からないけれど、自分はアジア人なんだという事を改めて思い知らされました。
また、町で「ニーハオ!」と言われた時の自分の心情は自分の心の余裕やキャパシティを測るバロメーターになっていました。
ニッコリ微笑んで返せたら、気分の良い日。
何故だかイラッとしたら、あら、私今日調子悪いわ。と思う。
どんな意味を持って相手が言ったとしても、
相手の言葉に受け取る側がどう意味を持たせるか。
嫌だったら受け取らなければいい。
試されてるような気になったりして、特にそれ以上のことを思わずに過ごしていました。
ある日公園でぼーっと、本を読んでいたら
集団で歩いてきた男の人達に「ニーハオ!ニーハオ!」と笑ってからかわれたこともありました。
それでも、そんなことより読んでた本が面白かったし、
全く怒りも湧かないし、
ちょっとびっくりしつつも、スルーできちゃう自分が仏のような気持ちになって、
そんな自分が好きでもありました。
(ちなみに、声をかけてくる人はどこの国の人か分からないけれど、ドイツ人ではないことは確かです!)
ある日、日本人のお友達と食事をしていた時に、友達に失礼なことをする人に出会うことがありました。
私は日本語しか分からないので、その出来事に気付きませんでした。
でも友達は私との食事の空気が悪くならないように、その場ではそのことを私に話さずにいてくれました。
そして、
後日その時のことを聞いた時に、
なんだかとーーーーーーっても頭にくる!!
わ!
プンプン怒れてきたら、今までの事も、公園での出来事も怒れてきて、私の薄っぺらな仏の仮面はアッサリ崩壊!
そういえば、他のお友達も違う国で、からかわれた話しをしていたわ〜
プンプン!
(まさかのタイミングだけど、この話し長いので、続きはまた明日にでも)